神応易カードが出来るまで
皆さんは、奇跡を信じますか?私は、このカードの制作を通じて、奇跡とはチャンスのこと。そのチャンスを自分と仲間の総力で、成し遂げることなのではないか、と感じています。
チャンスは、どこにでもある。と聞いたことがあります。

神応易カードの最初のチャンスは、路上でした。
2016年5月16日(月)、文京区茗荷谷の学舎近くを歩いている時でした。
「易のカードをつくれ」と聴こえました。
思わず、周りを見回しましたが、閑静な住宅と学校裏手の間の道上には、私ひとりです。
「空耳か?」
「昨日見た花押で、カードをつくれ」
「???」
普通の反応ならば、「気の迷い」「空耳」と言うことになるかもです。
しかし、私は反論を試みました。
「無理です。花押でと言っても、こんなあやふやな話では、とても話になりません」
私は、5月15日に亜侑さんが展覧会に出している花押を、初めて見たばかりだったのです。
「やってみろ。やったらわかる」
この一言が私に刺さりました。
「それならば聞いてみて、駄目なら辞めたらいいや」と亜侑さんに、電話をしました。
何をどう話したか、覚えていませんが、正直にメッセージだと話したのは、覚えています。
その後、亜侑さんから「わかりました」と言われた時の衝撃は、忘れられません。
声をかけた私が、驚いて右往左往することが、度々ありましたが、これが一番最初の奇跡の現れです。
亜侑さんは、「頭で考えると出来ないと思うけれど、自分の深いところでは大丈夫だと言っている」と言いました。
同時に、「私は花押は書けるけれど、デザインとかは出来ません」と明確でした。
メッセージを告げた声は、言います。
「心配はない。次もまた来る」
その週末に、風水カラーを担当してくれた加奈子さんと、ランチをしていました。
と、「目の前にいる。カラーデザインの監修を頼め」
美味しい食事の最中に、です。
私は、加奈子さんに話しました。
加奈子さんの答えも、亜侑さんと同じでした。
そして、「デザインの原案は作れるけど、デザインは出来ないからね」と明確です。
「心配はない。次もまた来る」
そして数日後、美樹さんと立ち話をしていた時に、 「目の前にいる。デザインを頼め」
そして、またしても、返事はYESです。
こうなると、もう止めようがありません。 止める理由もなく、話はどんどん加速。
メッセージの声は言います。
「世界にシェアするから、対訳にしろ」
そして、雪枝さんが登場して来ました。
これで、制作チーム5人は揃いました。
しかし、問題は資金です。
元々、カードを作ることなど、夢にも考えていない私ですから、資金などある筈もないのです。
辞める理由は、これだ!
「お金がないので、出来ません」
しかし、メッセージの声は、何事もないかのように言います。
「クラウドファンディングをしろ」
「何ですか? それ?」
「やってみろ。やったらわかる」
2016年8月1日から9月16日までの45日間のREADYFORでの体験は、これも奇跡。
真夏の甲子園のような熱い体験をしました。
成功とは、奇跡の集積である。
と言いたいくらいに、どれもこれも奇跡です。
READYFORでは、あと何日となった時に、たくさんの方がシェアしてくださる現象が起きました。
そして、READYFORは、目標額の114%達成という奇跡になりました。
そして、それから、6ヶ月でカードを形にすることが次の課題でした。
私たちの集結力、相互信頼力、忍耐力、体力、意欲力などの様々な能力が試されました。
「間に合わないんじゃないの?」
と言われても、何と言われても。
出来上がることは、決まっている。
そのことを信じ続ける。
無心になって、カードと向き合い、創り続けるエネルギーをキープすることが、私たちがやること。
そして、それを実行した結果が、今回の神応易カードという形になったのです。
神応易カードを、たくさんの方にお届け出来ることは、新たなる奇跡のはじまりであると感じます。
神易通詞 高島祀龍