独特なデザインで美しい花押。花押の「押」という字には、もともと署名をするという意味合いがあります。つまり、花のように美しく署名したものを指しているのです。
江戸中期になると、伊勢流有職故実研究家であった伊勢貞丈により、花押は草名体・一字体・二合体・明朝体(徳川風花押)・別用体の5種類に分類されました。草名体とは自署や草名から来たもので、一字体は諱の一字、または特定の文字を形様化した花押になります。そして二合体は諱や実名の偏、旁、冠などを組み合わせて作ったもので、平安時代には主に草名体と二合体、時折一字体が多く用いられました。
鎌倉時代以降には、主に二合体と一字体が用いられるようになり、動物や天象などを図形化した別用体は、一部の武士・僧侶・文人の間でのみ用いられていたようです。ちなみに現代まで広く続いているのは、徳川家康が用いたことで一世を風靡した明朝体(徳川風花押)になります。
花押のカード(神応易カード)を用いた特別な易占いを習得したいとお考えでしたら、ぜひ当サイトでご案内する講座へご参加ください。易学の基礎からしっかり学べますので、占いについてゼロから勉強するという方も安心です。講座は1と2で完結するようになっており、講座日は任意で組み合わせることが出来ます。
入門講座では易学の成り立ちや概要、カードの説明と使い方などをお伝えします。遠方の方は、最初にビデオをご覧いただいた後、スカイプによる実践やQ&Aを行うことも可能です。入門講座を修了した方は、易占いをマスター出来ますよう他にも講座を行っているため、ニーズに合わせてご参加いただければと思います。